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日経新聞を10倍おもしろく読んでみるブログ

お堅い日経新聞10倍おもしろく読むブログです。コメントは独断と偏見が混じっています。

最強生物「クマムシ」の話

文化

日本経済新聞 文化面

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上の写真は「クマムシ」をキャラクター化したものだ。

クマムシは、海や山、市街地などに普通にいる生き物である。

ただし、大きさは0.05ミリから1ミリという極小サイズで、人間の目に触れることはほとんどない。

今日の日経新聞クマムシを研究している堀川大樹さんの記事が出るまでは、クマムシという名前はすこ~~し知っていたが、名前だけだった。

なんとこのクマムシ、地球上で最強の生物なのである。

 拡大した写真をご覧いただこう。

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何ともグロテスクな姿だが、小さな生物は拡大するととんでもなく恐ろしくなる。

しかし人間にはこういうふうには見えないので安心だ。

クマムシは虫ではない。緩歩動物という無脊椎動物に属する生物だそうである。

なぜ最強の生物かというと、マイナス270度以下の超低温の世界や高い放射線量、水深1万メートル地点の75倍に相当する圧力といった極限状態にも耐えることができるのだ。

水が全くなくなって、体が脱水状態に陥り、「乾眠」という状態になって耐えるのである。

 

クマムシの研究が何の役に立つかという疑問にも堀川さんは答えてくれた。

温度変化や圧力にも強い耐性を持つ物質の解明は、医療の進展などに役に立つ可能性があるし、過酷な環境に耐える宇宙生物を見つけるカギになるかもしれないそうだ。

クマムシの研究を始めたころは、生育法などほとんどわからずに苦労したそうだ。比較的採取はしやすいが、何を食べるかさっぱりわからない。

特定の会社のクロレラを与えたときに増殖することがわかり、やっと生育法を確立したらしい。

 

 

最近は、バイオミメティクスといって生物の持つ特徴や機能などを新製品の開発などに応用する事例が増えていている。

 

シャープのエアコンには、トンボやアホウドリの羽を応用したルーバーや、室外機のファンが使われている。

また、新幹線の車両の先端部分は騒音を少なくするためにカワセミのくちばしを応用しているということだ。

 

クマムシの研究も、人間の未来をよりよく変えるものにつながると思う。

 

 

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